たかなのくらしごと

暮らしのこと、こどものこと、かぞくのこと

『どんな人間になりたいか』/松浦弥太郎さんエッセイストのように生きるより

この言葉は著書『エッセイストのように生きる』の中で

松浦弥太郎さんがお話されていたものです。

 

この情報社会のなか、

多すぎる情報(SNSなど)に翻弄されて、

コントロールされて、

私自身、自分の道を自分で選べなくなる世の中のおかしさにやっと気づいて

どうやって自分軸を戻していくのか考えていくようになりました。

 

どんな自分になりたいか?

何に心地よさを覚えているか?

何か1番大切か?

 

私が『どんな人間になりたい』かを考えたとき、

モノに、お金に、時間に追われない自分と目の前に集中できる日々を過ごす人間

これが今は自分にしっくりする答えだと思いました。

 

これまでの状況を考えたときに、なんでこんなに日本人(じぶん)は

追われているんだろう?なにに追われているんだろう?

なんで忙しい忙しいと毎日疲れ切っているんだろう?と見つめ直してみました。

 

身の回りで今できることを私なりに考えたものが以下の3点です。

 

\現代人が取り組むべきこと、スマホから離れる/

 

\いま不要なものは断捨離、大切なものを選ぶ/

 

\欲しいものは長く使えるもの、妥協せず本当に欲しいものを買う/

 

たんにスマホから離れる、という時間の管理だけでなく、

スマホで見るものも選ぶ、ということも取り入れています。

スマホでは家族や友人とのやりとりはもちろんですが、

やっぱりインスタチェックもしていますし、

なんとなぁく暇つぶしで画面を開いてしまっている・・ということもあります。

そこから不要な情報とかも目に入ってきてしまって、

いらないのに可愛いという理由だけで購入ページまでいっちゃって…

などということも。

そういうものって結果的に数か月後とかに手放したくなるものなんですよね。

 

でも今では、そんな自分の行動に気づいて

自分の好きなものだけをフォローしたりして

「選ぶ目」を育てている段階です。

スマホを見すぎない、見る対象数も減らしていく、そんな感じです。

それでもふとした時にスマホを手に取ってしまう癖がまだまだ抜けないので

頑張ってスマホ離れしていきたいと思っています。

 

そもそも

私が子どもだった頃、欲しいものは雑誌を見て「この服かわいいな」とか

「この髪型可愛いから真似したいな」とか雑誌から情報を得られていたと思います。

TVはあまり見ない家庭だったので、CMを見てゲームが欲しいとか

おもちゃが欲しいとかあまりそういった記憶はなく…流行にも疎かったです。

そのうち、お出かけをして実物を見てあれこれいいなと選んでみたり。

学生の頃はアルバイトも出来なかったので、

あるもので最大限可愛くなる方法を考えていたし(笑)

でも、それはそれですごく満足していたし、できる中で工夫する時間も

楽しんでいたといま振り返ってみて思います。

 

大人になった今、SNSを見て「このコスメが欲しい」「この服もあるんだ」「今これが流行ってるんだ」などとどんどん『流行』に流されてこれを買わないといけないのかな、と考えてしまったり、みんな持っているから/便利だと言っているからという理由で実は不要なものを手に取ってしまったり…

 

私もよく、流行りものやSNSで多くの人が手に取っているからと

似合う/似合わないと気にせず多くのものを買ってしまったことたくさんあります。

 

考えてみれば、自分で工夫する時間を作らずにすぐにモノに代行してもらっている、

お金で買って解決、みたいなことになっていたのかなとも思います。

 

極端な話、自分の好きなものを分かっていれば

ある程度情報をシャットアウトしてもいいと思うんです。

情報がありすぎるから、欲しくなるだけ、そんな風に思いました。

 

選ぶ力を育てることも頑張っていますが、

もう一つゆとりを確保する試み、それはモノを手放すことです。

 

いまに軸を当てて使わないもの

もう何年も眠っているもの

自分の好きから外れてしまったもの、

それらを処分することにしました。

キレイなものは次の使い手に譲ったり、

最後まで責任もって使い込んだあと処分しました。

 

例えば服に焦点を当てると

産前産後で似合う服がガラッと変わってしまうんです。

それらを似合う/似合わないはもちろん

子どもがいても着られるか、などの実用的な見方も加えて

取捨選択し、不要なものはフリマへ。

片付けをしながら、毎日を服選びを続けているとそのうち気づくんです。

二軍の服を着ている自分の気持ちの低さに。

私は外仕事も掃除もガシガシやるタイプなので

だめになってもいい服は1パターンは欲しいと思っています。

なので、着古した服をそれ用の服にして

あとは仕事や普段にも着られるカジュアルかつシックな服、を

集めていこうと軸が見えてきました。

 

服の整理をすると物理的な空間の余裕が生まれるとともに

心の余白も生まれるようになりました。

 

服を選ぶ時間も減るし、服の整理の時間も減る、

結果的には時間を大切に使うことまでつながりました。

 

過去の失敗から学んで、こういったことを続けていくうちに、

モノを見すぎない→買わなくなる→お金も貯まる→その時間も節約できる

こんな循環が生まれるようになりました。

 

でもこんなことはまだまだ序章のうちで、

本当になりたい自分になれているかといったら全然。

まだまだ自分の理想を築いていけるかなと思います。

 

自分の気持ちに正直に。